エアコンの選び方
最近のエアコンは非常に便利になってます。
フィルターの自動掃除機能、カメラによる人体認識、アロマ機能などなど…言葉だけを聞くと欲しい機能ばかり!
しかし、騙されて(?)はいけません!
これらの機能は、本来の目的を逸脱した、ぼったくり機能です!メーカー各社が利益を出すために、今まであった機種に後付けした、集客のための撒き餌でしかないのです。
この記事では、エアコンの本当に賢い選び方を伝授していきますので、ぜひとも参考にしてください。
※たまに個人の主観が混じっています。
お掃除機能付きは選んではいけない
まずはフィルター洗浄機能です。
世の中のズボラーは喉から手が欲しくなる機能ですね!
ですがこれ、最終的には逆に掃除が大変になる、本末転倒機能なのです。
業者によるクリーニング代が2倍に
数年に一度、エアコンは業者によるクリーニングをおすすめします。しかし、お掃除機能付きのエアコンは取り外す電子部品の数がおおいため、クリーニング業者の工賃が約2倍になります。
ノーマルのエアコンだと約1万円~が相場ですが、お掃除機能付きの機種では1.8万円~というところがほとんどです。
お掃除機能なのに、その機能のせいでお掃除代が2倍なんて、バカバカしいですよね。
逆にフィルターがつまりやすい
ノーマルのエアコンは、フィルターにホコリが付着します。そのため、ある程度ホコリが溜まっても空気を通すことができる程度には荒い密度の網のフィルターが装着されています。網目が荒いといっても、しっかり絡みつくため、空気に乗ってホコリが撒き散らされるということはありません。
しかし、お掃除機能付きでこれと同じ密度のフィルターを装着してしまうと、ホコリが網に引っかかって、お掃除機能で除去できなくなります。そのため、お掃除機能付きの機種ではより細かい網のフィルターが装着されます。
一見すると、より細かいホコリがキャッチされて良いように感じますが、お掃除機能もすべてのホコリを除去するわけではないので、取り切れなかったホコリがだんだん堆積し、さらにそれがお掃除機能によってフィルターに押し付けられ、さらに取れなくなり、最後にはフィルターが詰まって、人の手によって掃除をすることになります。
また、フィルターが詰まるということは空気も通らないので、当然冷えにくくなり、電気代も上がります。
人感センサーは必要ない
上記の理由と同じで、人感センサーは必要ないでしょう。
センサーという余計な部品を増やすと、掃除のときにそれだけ取り外す部品も増えます。
また、部品が多いということはそれだけ故障のリスクも増えます。
そもそも人感センサーはなんのためについているかというと、人のいる場所に集中的に送風したりすることが目的です。そんなことは扇風機でも代用できます。何万円も払って人感センサーをつけるより、3000円で扇風機を買ったほうが電気代的にも財布的にもエコです。エアコンと扇風機を一緒にする必要なんて全くありません。
取り付けは右側へ
ほとんどのエアコンは、左側からファンを取り外すことができるように作られています。
そのため、左側に壁が来るように設置してしまうと、ファンを取り外すことができなくなり、クリーニング業者でも掃除ができなくなります。(配管を外せば掃除できますが、配管まで外して掃除してくれる業者なんていません。)
エアコンの取り付け位置を右側にするだけで、DIYでもファンを外して掃除することができるようになります。ちょっとしたことですが、取り付けの際には気をつけましょう。
おすすめのメーカーは?
エアコンのおすすめメーカーですが、個人的感想ですと、どこでも一緒です。
エアコンは昔からずっと冷却方式は変わっていません。どこのメーカーも同じ方法で空気を冷やします。電気屋さんやホームセンターを見て回り、セール品などを選んで問題ないと思います。
一つアドバイスするなら、リモコンの操作感などを確認するといいかもしれません。
他の部屋のメーカーと揃えれば同じ操作感となりますし、よく使う機能(タイマーなど)のボタンが大きいものを選んでもいいですし、デザインで選んでも構いません。とりあえず余計なお掃除機能などがないものを選びましょう。
また、省エネのために電気代で選ぶという方もいますが、私はあまり関係ないと思っています。
というのも、数値も一番いい条件を揃えたときのもので、測定方法もメーカーでバラバラです。
そんな僅かな差で高い省エネエアコンを買うくらいなら、設定温度を1度上げ、扇風機を併用し、こまめにフィルターを掃除したほうがマシです。
おすすめの畳数は?
エアコンを選ぶ際の悩みは畳数ですね。
迷ったら大きい方にすると良いでしょう。出力の大きいエアコンは余裕が違います。大は小を兼ねるってやつです。エアコンにはこの言葉が適用できます。
小さいエアコンで大きな部屋を冷やそうとすると、風音が非常に大きくなります。非力な車で高速道路を飛ばすととんでもない音がでるのと同じですね。
ただし、100Vタイプで選んで良いのは6畳用、10畳用、14畳用だけです。これは話すと長くなるのですが、業界の闇で、同じ機種で出力をわざと抑えて小さい畳数用として販売してたりします。また機会があれば記事にしたいと思います。
また、ある程度部屋が大きい人は、可能ならば200Vタイプを選びましょう。電気工学的に、使用電圧が高いほうが効率が良くなるのです。
まとめ
これまでの話をまとめると、
- お掃除機能は不要
- 人感センサーも不要
- 取り付けは右側へ
- メーカーで大きな違いはない
- 迷ったら大きな畳数のもの(可能なら200Vタイプ)
といった感じでしょうか。
また思い出したことがあれば追記したいと思います。
それでは皆さん、知識をつけて、賢いお買い物を!騙されちゃだめですよ!
知識は財産、無知は恥!